日本遊戯療法学会について

遊戯療法(プレイセラピー)は、今や子どもに用いられる最もスタンダードな心理療法と見なされています 。

教育相談所、病院やクリニック個人開業の心理相談室、児童相談所など、医療、福祉、教育それぞれの領域で、特徴のある実践が行われてきました。

その一方で、遊戯療法を経験したことのある治療者は誰もがその深遠な世界に驚嘆しつつも、一度は抜き差しならないクライエントの遊びをどう受けとめたらよいのか、途方に暮れたこともあるでしょう。

このように遊戯療法は大変高度な技法を必要としますが、そのことについて語り合い、研究を深めようとする場はこれまで多くはありませんでした。

日本遊戯療法学会は、その前身である遊戯療法研究会時代から、遊戯療法の治療的意義は、 心理 療法すべてに共通する重要なものと考えてきました。

それぞれの場で工夫を凝らした実践を持ち寄り、そこに共通の要素を見出しつつも、 参加者一人一人が自らの遊戯療法観と技法をさらに展開させることができるような議論と体験を共にしようではありませんか。

21世紀は、私たちの生活に本当の豊かさが求められる時代となるでしょう。

当会では、「あそび」を教育や文化の展開に必須の側面と見なし、狭義の遊戯療法の概念にとどまることなく、広くその潜在的意義を探求していきたいと考えています。

心理臨床の専門家はもとより教育関係者や文化研究者の方々とも交流をもち、「あそび」についての議論がさらに深められる事を期待しております。

「あそび」に関連のある実践・研究を行なっている方のご参集をお待ちしております。