平成27年度各種委員会報告

編集委員会活動報告(委員長:岡昌之)

第15巻第1号が予定通り本年7月末に発行された。200ページを超える大部となり、 今後の年間2号の発行の可能性がまた少し大きくなった。内容に関しても、概ね好評であった。

編集事務局(このはな児童学研究所)から編集局(創元社)への事務局機能の移転が正式に 実現した。移転はほとんどトラブルなく、非常に円滑に行われた。

若い学会の学会誌として、新鮮な投稿論文を期待する。 論文審査は、公正かつ適正、コモンセンスとフェアプレーの精神で行われるよう最大限度 努力したい。

研修委員会活動報告(委員長:安島智子)

第13回全国研修会(メインテーマ「物語は人の心に何をもたらすのか」、7月31日、 於お茶の水女子大学)は、ICP2016と連動し、Allan Guggenbuehl、Heyong Shen  先生をお迎えして開催されました。特に事例シンポジウムでは、豊田健士臨床心理士 (情緒障害児短期治療施設那須子どもの家)により私設フリースクールにおける院生実習 での不登校生徒たちとの18回にわたるミソドラマ実践について、孤立した状態から 関わり合いができ、集団が形成されてゆく経過が報告され、海外からの指定論論者、 フロアーからの活発な質問と熱気あふれる討論がなされ、一日を通して参加してよかったと 思える意義深い研修会となりました。

学術・研究委員会活動報告(委員長:森谷寛之)

①遊戯療法に関する研究はあちこちのジャーナルに散らばって発表されている。このよ うな現状を鑑み,会員の便宜を図り,遊戯療法研究を促進するために,遊戯療法に関する 文献を集約することを試みた。

具体的には心理臨床学研究,箱庭療法学研究,児童青年期精神医学,精神分析研究,芸 術療法学会誌,小児の精神と神経について可能な限り過去に遡り,リスト化した。今回の 調査では単行本,各種の紀要などは対象にしなかった。今後ともより詳しい文献一覧を作 る予定であるので,会員各位が気づいた論文・出版物などを事務局や委員会に連絡してい ただきたい。

②多くの心理学諸学会は研究奨励賞や学会賞の制度を設けている。遊戯療法の研究を促 進するために本学会もこのような制度を作りたいと考え,その規約案を作成した。しかし, その理念,目的,意義をもう少し議論する必要があり,継続審議にしたい。

広報委員会活動報告(委員長:難波愛)

広報委員会の活動は、委員長1名委員3名の計4名で活動している。 主な業務は年2回のニュースレターの発行とホームページの保守更新である。 2015年度は、日程の関係でニュースレターの発行が1号となったが、その分紙面を充実させた。 ニュースレターの記事は、理事と会員の先生方の記事で成っており、毎号気持ちよくお引き受け いただき大変有り難い。ホームページの更新は、随時行っている。

震災支援委員会活動報告(委員長:今泉岳雄)

2015年3月をもって4年にわたる仙台市の児童館訪問を中心にした学会員有志による 東日本大震災の支援活動は終了しましたが、現地会員による支援活動は現在も継続中です。

現在、この活動結果について、会員間で共有できたらと願い、「遊戯療法学研究」に投稿を 検討中です。

また、熊本地震で被災した子を持つ保護者や関係者を対象に、メール相談を2016年4月30日 に開設し、ホームページにその旨掲載しました。

倫理委員会活動報告(委員長:田畑洋子)

倫理案件2014-1,2号に関して、2015年9月25日付けにて申立人・被申立人宛に報告書を 送付し、当案件に関する活動を終結した。

2015年9月30日発行の「遊戯療法学研究」14-1 p154 に会員に対する研究倫理 への注意喚起を促すための文章を掲載した。

ICP2016招待講演、招待シンポジウム(安島智子)

遊戯療法学会はICP2016に協力し、Pro.DrAllan Guggenbühl(スイス)を招待講演者と して招待した。安島智子常任理事の企画により、「Shocking plots and inappropriate Images: Mythodrama」 をテーマに、Pro.Dr Allan Guggenbühl、Heyong Shen(中国)、安島智子の3名が シンポジスト、森岡正芳理事がデイスカッサントとして招待シンポジウムを成功裏に終え、 国際心理学ワールドに貢献することができた。

ICP2016プログラム委員活動報告(難波愛)

2016年7月に開催されたICP2016(国際心理学会議)に遊戯療法学会からプログラム委員と して、小林真理子理事、難波愛常任理事の2名を選出し、ICPプログラム委員会からの依頼業務 を行った。